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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発問題への取り組みを協議するため、北朝鮮との交渉を担当するジェームズ・ケリー米国務次官補が9―13日の日程で、日韓中3カ国を訪問する。
14日には朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)理事会がニューヨークで開かれる。この席では、ケリー次官補による協議を踏まえた上で、6日に北朝鮮向け重油を積載してシンガポールを出発したタンカーの航行を継続するかどうかが決定される見通し。
1994年の米朝枠組み合意で、米国は北朝鮮の核開発凍結と引き換えに重油の供給費用を負担する取り決めになっている。しかし、10月上旬に行われた米朝協議で北朝鮮側が核開発継続を認めたことから、枠組み合意への疑念が持ち上がった。
国務省高官によると、ケリー次官補は9、10の両日に日本、10―12日に韓国、12、13の両日には中国をそれぞれ訪問する。