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政府は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との拉致事件をめぐる交渉がこう着状態に陥っているため、斎木昭隆外務省アジア大洋州局参事官が7日にスイスのジュネーブを訪問する際に北朝鮮と折衝し、事態打開を目指す方針だ。日朝関係筋が5日夜、明らかにした。
斎木氏は、拉致被害者家族の帰国の早期実現を強く要請し、死亡したとされる8人をめぐる北朝鮮側の説明に対する疑問点について明確な回答を求める考えだ。斎木氏は拉致被害者家族が同日、政府に国連人権委員会の「強制的失そうに関する作業部会」に拉致問題の審査を申し立てる書類を提出したのを受け、それを届けるためジュネーブを訪問する。 (23:26)