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米ワシントン周辺で起きた連続狙撃事件で捜査当局は10月31日、ルイジアナ州バトンルージュで9月23日に女性が射殺された事件に使われた弾丸の線条痕が、連続狙撃のものと一致したと発表した。逮捕された元軍人のジョン・アレン・モハメド容疑者(41)と義理の息子(17)による犯行とみて調べを進めている。
当局によれば、バトンルージュは同容疑者の故郷。被害者は美容品店を経営する韓国系の女性(45)で、夕方に店を閉めて外へ出たところ頭部を撃たれた。他の事件と同様、弾丸は1発しか使われなかった。当局は、アラバマ州での殺傷事件を含め、同容疑者らはわかっているだけで12人を射殺し、4人に重傷を負わせたとみている。
バトンルージュでは10年前、留学していた名古屋市の高校生服部剛丈(よしひろ)君がハロウィーンの訪問先を間違えて射殺された。同市の名は一時、銃規制運動の象徴にもなったが、最近はこうした凶悪事件が相次ぎ、自衛のために銃の売れ行きが通常の7倍ほどに急増していた。 (10:34)