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弾道ミサイル発射の米監視部隊、沖縄に集結
弾道ミサイルの発射を監視する米軍部隊
が沖縄に集結している。軍事専門家は「日
本周辺でのミサイル発射の動きを警戒して
いる可能性がある」と見ている。
弾道ミサイル追跡機「RC135S コ
ブラボール」が、米本土から嘉手納基地に
飛来したのは10月21日ごろ。飛行中の
ミサイルが出す電波を傍受する機能を備
え、98年8月末の朝鮮民主主義人民共和
国(北朝鮮)によるテポドン発射の約1週
間前、青森の三沢基地に飛来したことがあ
る。
さらに10月31日には、米軍事海上輸
送軍(MSC)所属の戦域ミサイル追跡艦
「インビンシブル」(満載排水量2262
トン)が那覇軍港に入った。
インビンシブルは中距離弾道ミサイルなどの航跡を捕捉する大型レーダーを搭載。沖縄に
来たのは初めて。弾道ミサイル監視用の海空部隊が沖縄にそろった形になる。
軍事専門家の岡部いさく氏によると、10月中旬には、ミサイル追跡艦「オブザベーショ
ンアイランド」(同1万7015トン)も横須賀基地に立ち寄っていた。「一時的な立ち寄
りにしては本格的で長すぎる。北朝鮮や中国などがミサイルの発射準備をしているのを察知
し、監視任務についている可能性がある」と話している。 (06:45)