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10/31 09:02 カナダが米旅行自粛を勧告 異例、中東出身の国民に 外信20
【ニューヨーク30日共同】カナダ政府は三十日、イラク、イラ
ン、シリア、リビア、スーダンなどの出身のカナダ国民に対し、米
国への旅行を控えるよう事実上勧告した。
米国が中枢同時テロ一周年の九月十一日から実施したテロ対策で
、これらの国の出身者に対し、入国時の写真撮影と指紋採取を含め
出入国の管理を強化したことを理由に挙げている。
しかし、カナダ政府が自国民に「米国入国を試みるべきかどうか
慎重に考えるよう勧告する」のは極めて異例。まるで人権侵害常習
の独裁国への対応を思わせるが、自国民が突然拘束されかねない事
態に対する自衛策ともいえそうだ。
対象には五カ国以外に「米当局の特別な関心を引きそうな」パキ
スタンやサウジアラビア、イエメンの出身者も含まれる。
米当局は九月二十六日、チュニジアから帰国途中にニューヨーク
のケネディ国際空港に到着したシリア出身のカナダ人を拘束、シリ
アに身柄送還した。この事件でカナダ政府は米国に抗議している。
人権擁護団体は、中枢同時テロ以降、米国で中東出身者ら千二百
人以上が身柄を拘束されたとし、大半は容疑も明らかでなく、拘束
の事実も長期間秘密にされており、人権侵害・権力乱用だと批判し
ている。
(了) 021031 0901
[2002-10-31-09:02]