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10/29 23:29 外交官殺害で犯行声明 米政権の姿勢に反発か 外信114
【カイロ29日共同】二十九日付のアラビア語紙アルクッズ・ア
ルアラビ(ロンドン発行)は、アンマン駐在の米外交官、ローレン
ス・フォーリー氏の殺害事件で「シュラファー・アルウルドン」(
名誉あるヨルダン)を名乗る組織から送られたとされる犯行声明を
掲載した。
それによると、同組織は殺害理由について「シオニスト(イスラ
エル)への支援」と「イラクとアフガニスタンでの流血」を招く米
政権の姿勢への反発だと主張。声明が本物なら、事件はイスラム過
激派の対米テロの可能性が出てきた。
ヨルダン治安当局は二十九日、米国のテロ対策チームの支援を受
けて本格的な捜査を始めた。
AP通信によると、同一名称の組織は、アンマンで昨年起きたイ
スラエル実業家の殺害事件の際にも犯行声明を出したが、治安当局
は今回と昨年の両方の声明の信ぴょう性に疑問を持っており、声明
と事件の関連について慎重に捜査している。
声明は、エルサレムをイスラエルの首都と認めることを定めた法
案にブッシュ大統領が署名したことも、外交官殺害の理由の一つに
挙げている。
(了) 021029 2329
[2002-10-29-23:29]
10/30 01:25 米外交官殺害で一斉摘発 犯行声明も 外信142
【カイロ29日共同】アンマンの米外交官ローレンス・フォーリ
ー氏が殺害された事件で、ヨルダン治安当局は二十九日、米国のテ
ロ対策チームの支援を受けて本格捜査を開始、ロイター通信は、事
件と何らかの関係があるとみられる活動家やイスラム過激派ら数十
人を一斉摘発したと伝えた。
これは、ヨルダン当局が事件をイスラム過激派による反米テロと
して捜査を開始したことを示すものである。
また、二十九日付のアラビア語紙アルクッズ・アルアラビ(ロン
ドン発行)は「シュラファー・アルウルドン」(名誉あるヨルダン
)を名乗る組織から送られたとされる犯行声明を掲載した。
同組織は殺害理由について「シオニスト(イスラエル)への支援
」など米政権の姿勢への反発だと主張している。
AP通信によると、同一名称の組織は、アンマンで昨年起きたイ
スラエル実業家の殺害事件の際にも犯行声明を出した。当局は事件
の関連を捜査している。
声明は、エルサレムをイスラエルの首都と認めることを定めた法
案にブッシュ大統領が署名したことも、外交官殺害の理由の一つに
挙げている。
(了) 021030 0124
[2002-10-30-01:25]