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この間、半分、「トンデモ話」として、北朝鮮の核(兵器でしょうが、正確には)開発の肯定は、イラク−−北の「統一戦線」による米国のハードライナー揺さぶりか、というスペキュレーションを披露しましたが、「空耳」板を見ると、いつもアサヒコムから転載されている国際情報分析の最新版「1059.米国のダブルスタンダード」で同じ見方が披瀝されています。
ただし、北に核開発を是認させたのは、サウジだろう、という見解です。これもあり得ると思います。サウジが北に資金提供すれば、北も日本等からの経済援助が(北の思惑が外れて)すぐには実現できそうもない情勢では、飛びつく可能性はあるでしょう。
また、この「ダブルスタンダード」で、核開発を認めた北よりイラクを先に米国が叩こうとしているのは、イラクの石油の”強奪”のためだろう、というのは鋭い分析でしょう。もちろん、北を米国が叩くのは、日本を始め、韓国、ロシア、中国、場合によっては台湾やASEAN諸国全てが反対するでしょうから、政治的にも極めて困難なアジェンダだ、ということもあります。あっしらさんがどこかで書いていましたが、米国の北攻撃が始まった場合、最も困るのは、言うまでもなく韓国で、だといって韓国が反北、米国追随になるか、というと、ハンナラのイフェチャンが大統領になっても、そうならない気がします。つまり、「朝鮮民族としてのナショナリズム」の方が強まり、反米に向かう可能性もかなり高い、と思われます。東アジアについて、まだ包括的な(ハードライナーどもとしての、という意味ですが)米国支配体制を十分、詰めていない(軍事的には、中国敵視など少し、ブループリントが公表されつつはありますが)段階ですので、ハードランディングはまだオプションとはなっていないでしょう。
ただ、小生もそうですが、この「ダブルスタンダード」を投稿した方は、本当の意味でのコンフィデンシャル情報を入手しているわけではなく、色々なスペキュレーションで議論しいてる点が若干のウィークポイントではあります。これまでの投稿も大半を見ていますが、そういう気がします。恐らく、大手マスコミの特派員経験者を中心とするディベートのサイトと思われますので、経験を踏まえての分析であり、それはそれなりに参考にはなりますが。
ついでに、どうも、イスラム諸国の諜報機関が北朝鮮も含め、反米諸国をたばねた一種の「反米インターナショナル」を結成しているように思います。もちろん、アルカイダやハマス、ヒズボラ、さらにはパキスタンのICI(軍情報部)、ムハバラトなどが加わっているでしょう。一方、世界最大の諜報網と活動資金を持っているのは、言うまでもなく、米国ですから、こちらも、モサドと提携して、色々、「アラブ系のテロ」に見せかけた破壊活動を始めているでしょう。このところの一連のテロ事件は、こういう対立が入り組んで起きており、ちょっと簡単には、どちらがやったのか、は分からないでしょうしさらに、この種の事件が続発するでしょう。アセットといって、本人たちは「反米のジハード」のつもりでやったアタックが実は、モサドやCIAに操られていた、ということは、十分、あり得ますし、その資金もフィルターを通してはいても、米国かイスラエルから出ていた、ということもあるでしょう。この正反対の「プローバック(逆噴射)」もあるでしょう。複雑怪奇な事象はまだまだ続くようです。これは、単なる陰謀論話とは次元の異なる話でしょう。