現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
「バリ島無差別爆破事件」から2週間経過したが、本日深夜に放送された「BBCワールド・パノラマ」は、バリ島事件をメインとした「アルカイダの反撃」というタイトルだった。
内容そのものは「英・米・豪・シンガポール」連合の宣伝と言えるものだったが、その番組で報じられたバリ島爆破事件の“戦術”は興味深いものであった。
(全体の内容は、バリ島爆破事件を素材にしながら、オーストラリアの外相とシンガポールの内相が交互にアジアにおけるイスラム過激派の脅威と「反テロの戦い」の必要性を訴えるというもの)
● これまで見たことがないアングルと長さで、爆破からそれほど時間が経過していない事件現場の映像が放送された。
● 爆薬はクタ地区(サリ・クラブ「SC]所在地)だけで3箇所仕掛けられていて、2箇所は確実に爆破したと推定されている。
これは、インドネシア捜査当局者の説明。(事件直後もクタ地区だけで数回の爆破があったという報道はなされていた)
● 爆薬は、まず「SC」の奥で爆破し、それにびっくりしたお客が慌てて外に出始めた。そのような状況で、「SC」の前の路上に止まっていた自動車に積んであった大量の強力高性能爆薬が破裂した。(この爆薬はC4とされている)
番組でも説明していたが、小規模な爆発を店の奥で起こし、それでパニックに陥ったお客が雪崩をうって外に出てきたところを狙い撃ちするかたちで、本格的な爆薬を炸裂させて吹き飛ばすという戦術である。
政治的対抗手段や政治的象徴として起こされた爆破事件でも、外国人観光客をとにかく殺すという“単純な”爆破事件ではなく、「サリ・クラブにいる外国人観光客をできるだけ多く殺す」べく周到に仕組まれた“高度な”爆破事件である。
※ 参考書き込み
『犯行声明のない「無差別殺戮」はテロではなく単なる犯罪 − バリ島大量無差別殺戮爆破事件がイスラム過激派の犯行とは思えないわけ − 』
( http://www.asyura.com/2002/bd20/msg/527.html )
『お金に色が付いているわけではない − 米英豪の政権はなんとも物知り!? −』
( http://www.asyura.com/2002/war17/msg/373.html )
『バリ島を調べ冷静に分析してください』
( http://www.asyura.com/2002/war17/msg/619.html )