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『亜空間通信』412号(2002/10/25)
【田中宇newsバリ島爆破事件とアメリカの「別働隊」の基本に賛成で細部に疑問】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
本日(2002/10/25)早朝、転送電子手紙により、以下の記事の存在を知った。読んだ。取り込んだ。基本に賛成で細部に疑問あり、とする。
以下、まずは基本的に賛成する部分、アメリカの「別働隊」説を先に紹介する。
http://tanakanews.com/c1024indonesia.htm
バリ島爆破事件とアメリカの「別働隊」
2002年10月24日 田中 宇
10月12日夜、インドネシア・バリ島のクタ・レギアン地区にあるディスコ「サリクラブ」で爆破テロが起きた。[中略]
▼アメリカの「別働隊」?
[中略]「アルカイダ」自体に対する疑問も残っている。911事件以降、アメリカはアルカイダ撲滅に全力を尽くしているはずなのだが「アルカイダによる犯行」とされるテロ事件はいっこうに減らず、イエメンでのタンカー爆破、クウェートでの米海兵隊員への狙撃、そしてバリ島の爆破など、むしろここ1−2カ月、逆に増える傾向にある。
米当局は「アルカイダは、それだけ手強い相手なのだ」と主張しているが、その一方で、CIAなど諜報機関のエージェントが以前からアルカイダに入り込んでおり「米当局はアルカイダの動向をかなり正確に把握しているはずだ」とか、さらに進んで「アルカイダの上層部にいる人物の多くは、CIAと関係を持ったことがある」という指摘もある。(関連記事)
アメリカが「テロ戦争」を口実に世界支配を強めている現状からみると、アルカイダはアメリカの本当の敵ではなく、敵を装ったアメリカの「別働隊」なのではないか、との疑念も湧いてくる。 [中略]
テロの首謀者が本当にアラブ人勢力なのか、それともアメリカがアルカイダという名の別働隊を使って世界支配の一環として行っている「作戦」なのか、そのあたりに対する疑問が残るだけに、日本人にとっても、以前よりさらに不気味な時代が始まったといえる。[後略]
以上で引用は一応の終わり。
私は、以上に基本的に賛成であるが、一応の私見をも加える。
私は、「首謀者」を、単に「アメリカ」とは考えていない。英米イスラエルを中心としながらも欧州や日本までを含む国際巨大財閥の巧まざる連携組織の配下の職業的な破落戸集団が、関係諸国の歴史的な謀略機関の連合の背後に潜むと見るのである。
以下は、「田中宇news」の内の「細部に疑問あり」の部分である。
[前略]爆破が起きたのは週末土曜日の夜11時で、特にお客の多い時間帯だった。爆弾を積んだ自動車をディスコの前に置き、爆破させたこの事件は、欧米人観光客が集まるスポットとしてアジア有数の場所で、多数の欧米人や日本人を無差別に殺傷することを目的にしていた可能性が高い。[中略]
バリ島爆破事件で使われた爆弾はC4型といわれるもので、アメリカ製である。インドネシア軍もC4爆弾を保有しているため、軍内の反体制勢力が爆弾を民兵組織に流し、使わせた可能性を示唆する記事もある。(関連記事)[後略]
以上で引用終わり。
つまり、田中さんは、事件を「爆弾を積んだ自動車」による犯行であり、爆薬は、「C4爆弾」とする当局発表を、そのまま採用している。しかし、私は、路上の自動車の爆発では道路に大きな穴が空かないとし、高性能爆薬でも嵩張るから現場に仕掛けるのは無理とし、小型核爆弾であるとする以下の電網宝庫の説の方に、現実性があると考えている。
http://www.timesonline.co.uk/article/0,,4005-446515,00.html
October 14, 2002
'We saw a fireball ten storeys high'
from tim johnston in kuta, bali[後略]
これからも細部の調査と再考は必要であるが、今のところ、この電網宝庫の小型核爆弾説を決定的に覆す証拠や論理には、お目に掛かっていない。だから私は、当面の独自捜査の基本方針を、変更しない。
高性能爆薬でも、状況認識の基本は同じことであるから、たとえ小型核爆弾説が崩れても、基本は同じである。小型核爆弾であれば、出所が狭まり、犯人の目星が付けやすくなるが、それでも、なかなか難しい事件であることには変わりないであろう。
問題は、むしろ、そのような重大事件であるにもかかわらず、当局発表は風評にすぎず、細部の情報が大手メディアを通じては得られないこと、現地が厳重な戒厳令下にあることである。
しかし、ともかく、田中さんからも、「イエメンでのタンカー爆破」を含む一連の事件の「首謀者」をアメリカ方面ではないか、と疑う説が出てきた訳である。
これで、またまた、本日、印刷製本が終了予定の新著、『9・11事件の真相と背景/「テロ」か? 自作自演の戦争挑発謀略か?/アメリカ=イスラエル=世界支配構想の核心を突く』の普及の展望は、ますます明るくなった。
暗い事件で明るくなっては、被害者に申し訳ないが、悪いのは巨悪の方なのであり、奴らを踏ん縛るには、あくまで追い掛け、犯行の証拠を押さえるしかないのである。
以上。
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木村愛二:国際電網空間総合雑誌『憎まれ愚痴』編集長
ある時は自称"嘘発見"名探偵。ある時は年齢別世界記録を目指す生涯水泳選手。
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http://www.jca.apc.org/~altmedka/hanbai.html
(2002.07.13.ヒット数70,000突破!)
E-mail:altmedka@jca.apc.org
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