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連続狙撃事件が起きている米首都圏のメリーランド州モンゴメリー郡で22日早朝、バスの運転手の男性(40)が胸を撃たれ、死亡した。警察当局は、一連の事件との関連を捜査している。一方、メリーランド州モンゴメリー郡の合同捜査本部はバージニア州アシュランドで19日に37歳の男性が狙撃された事件についても、一連の事件と同一犯によるもの断定した。
米ワシントン首都圏を恐怖に陥れている連続無差別狙撃事件は、衆人環視の中でストーリーが展開していくアクション映画ばりの「劇場型犯罪」の様相を呈している。ほぼ24時間態勢の報道で「胸の悪くなるような事件」(ブッシュ米大統領)の情報をリアルタイムで受け取る住民の不安は増すばかりだ。
米CNNテレビなどによると、腹部を撃たれたバスの運転手は2回にわたり手術を受けたが、死亡した。現場は首都ワシントンとの州境から車で数分の場所で、連続狙撃事件のうち数件の発生場所の近く。同日午前6時ごろに警察に事件を知らせる電話通報があった。警察は、現場付近の道路を封鎖、複数のヘリコプターを投入して現場一帯を捜索したが、犯人に結び付く手がかりは、得られていない。
共同電によると、今回の事件も含めると連続狙撃事件は13件となり、10人が死亡、3人が負傷した。メリーランド州モンゴメリー郡の合同捜査本部は前日21日、バージニア州で男性2人を拘束したが、調べの結果、事件とは無関係と断定した。2人は不法就労者だったとして身柄を既に移民帰化局(INS)に移送されており、近く本国に強制送還される見通し。
これまで現場では「警察官へ 私は神だ」と書かれたタロットカード(占いカード)や、「もっと殺してやる」という警察あてとみられるメッセージと電話番号が書かれたメモが見つかっている。
だが犯人像は絞り込めぬまま。数百メートルの距離から1発の銃弾で狙撃できるのは「退役軍人など高い射撃能力を持ち、銃の扱いに慣れた者」。タロットカードは「神秘主義に浸った孤独な男」。犯行が朝と夕方から夜に集中しているのは「日中の定職を持つため」、などの憶測が飛び交っている。ガソリンスタンドやショッピングセンター、学校などが現場。このため多くの学校が屋外での活動を中止、外出も怖くてできない市民が急増している。
スポーツニッポン (23日15時30分)