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<朝日>替)「イラクより危険」北朝鮮脅威論、米政界に浮上
NAA 4158 : 2002/10/21 月曜日 12:19
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発計画が発覚したこと
で、「北朝鮮はイラクより危険だ」という脅威論が米政界で目立っ
てきた。対イラク攻撃を検討しているブッシュ政権は、北朝鮮には
当面、外交努力を続ける姿勢を崩していない。だが、キッシンジャ
ー元国務長官ら有力者からは、武力行使も排除しない強硬論が相次
ぐ。一方、94年の朝鮮半島危機で北朝鮮への先制攻撃を踏みとど
まったペリー元国防長官は20日、「時間はある」と平和解決を訴
えた。
「北朝鮮は、すでに二つの核兵器を保有している。それ以上つく
っているかもしれない」
米上院情報特別委員会のグラハム委員長(民主党)は20日、C
BSテレビの番組に出演し、厳しい表情で指摘した。北朝鮮の長距
離ミサイルにも触れ、「米国民にとって北朝鮮とイラクのどちらが
脅威か。北朝鮮だ」と言い切り、対イラク偏重の外交政策を見直す
よう訴えた。
朝鮮半島危機時に平壌に乗り込んで戦争回避に貢献したカーター
元大統領を補佐官として支えたブレジンスキー氏も、同日のCNN
テレビで「規模で言えば、北朝鮮はイラクよりずっと恐ろしい軍事
力を持っている」と述べた。
同じ番組で保守派の重鎮、キッシンジャー氏も「北朝鮮のほうが
脅威であり、やっかいだ」。さらに「北朝鮮も(イラクと)同じ結
末を迎えるだろう。迎えるべきだ」と付け加え、米国が軍事力を行
使する可能性を排除しなかった。同氏は共和党政権の後輩にあたる
パウエル国務長官に外交を指南したこともあり、影響力は大きい。
一方、朝鮮半島危機時に米軍を率いたペリー元国防長官とカータ
ー元国防次官補は、20日付のワシントン・ポスト紙への寄稿で、
北朝鮮への先制攻撃を検討した際、犠牲や避難民の大きさを考えて
断念したことを明らかにした。そのうえで前回と今回の危機の違い
を強調。「時間はある」と、外交努力を求めた。
両氏によると、米軍は寧辺の核施設の原子炉をメルトダウン(溶
融)させることなく、精密誘導爆弾で破壊する作戦を立案した。実
行していれば北朝鮮が反撃し、米軍に数千人、韓国軍に数万人の死
者が出ると推計。南北境界線付近に展開する100万人以上の北朝
鮮軍兵士や長距離砲1100基がソウルに襲いかかり、韓国側は数
百万人、北朝鮮側にはそれ以上の避難民も予測された。
今回、両氏は「朝鮮半島危機や62年のキューバ危機と同様、外
交努力を尽くせ」という。
その根拠として、(1)北朝鮮の使用済み核燃料の再処理を防ぐ
ためには米朝枠組み合意を維持する必要がある(2)寧辺のプルト
ニウムより、今回明らかになった高濃縮ウランの核開発計画は時間
がかかる(3)この時間的余裕がブッシュ政権と同盟諸国の幅広い
協議を可能にする――を挙げた。
以上クイック
昨日誰もこのニュースをアップしなかった。重要な変化と思っているので、アップします。
このニュースは、真剣に日本の安全保障について考えなくてはならない。
経済が疲弊している現実に、朝鮮半島より難民が大挙おしよせたらどうするのか?
周辺有事で実戦を自衛隊はが、いざ経験することとなった場合慌てることはないのかもう一度検討しておくことが重要。有事法制についても、避難民問題等完全な形で早期整備すべき問題かと思う。
個人的には、明治以来、持ち出しの日本は、これ以上朝鮮半島に無駄な資金を投入すべきでないが、被害を最小限に抑えるには、核査察を受け入れさせ、北のゾンビ経済を引き延ばしたほうが懸命ではなかろうか。
米軍による北朝鮮攻撃での、戦争による被害、財政的出費、日本の被る不利益はどのぐらいになるのであろう?勘定したくない。
米軍のイラク攻撃は、どうも戦争経費の負担する篤志家が不在で、振り上げた拳を東にシフトするようでならない。 Ddog