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イラク問題では、国連決議を巡る米英と露仏の調整が依然、難航しているようですが、欧州の事情に詳しい人の話を聞くことができました。
フランスのシラクが懸念しているのは、米軍の思惑通りに対イラク戦が短期間で米軍の勝利に終わった場合、@ラムズフェルド、ウォルフォビッツ、リチャード・バールらダブヤ政権内の超ハドライナーがますます、ずに乗って、今度は北朝鮮だ、イランだ、いやサウジも、と騒ぎ出した時に、これに対する抑止勢力がいなくなってしまうこと、つまり、米国による「長期の世界戦争」が現実化する懸念がかなりあることAイラクにポストフセイン政権としてどんな権力者を登場させるにせよ、準備不足と国内基盤の希薄さから、カルザイ同様のカイライ政権以外は考えられず、実質的に米国の植民地化してしまうこと。シリア、イラン、サウジと国境を接するか、すぐ近い地域が米国の直轄統治になれば、最低、イランとのトラブルは避けられず、一種の「ドミノ理論」による「中東永続戦争」の公算が高まること−−などのようです。
いずれももっともな懸念です。さらにトルコ、ロシア、中央アジア諸国への影響も小さくないでしょうし、プーチンも軍部の突き上げもあって対応に苦慮しているようですね。(ロシアとグルジア、チェチェンについては、田中宇さんの「ロシアとアメリカは敵か味方か」が参考になります。しかし、ロシアのチェチェン攻撃もグルジアのパンキシ渓谷攻撃も皆、インチキ=フェイク、デコイ=だ、というのだから、驚きます。一連の東南アジアでのテロも誰の仕業か分かったもんではない、ということでしょう)。
さらに「対イラク戦争には2000億ドルかかる」といってダブヤにどやしつけられた財務長官がいましたが、20兆円もかかる戦争をやるとしたら、当然、「大量破壊兵器の破壊」で終わる筈もなく、中東第2の産油国で、埋蔵量も2位(この間、石油輸出がままならず、その分、埋蔵量が減っていないてめ、第1位になる可能性もあるらしい)のイラクの石油は、全部、米国がいただく、ということになるのでしょう。
さらにヘンな話として「ダブヤはテンカン持ちだ」という情報もあるようです。テンカンというのも今では「差別用語」なのかも知れませんが、プレッツェルをノドに詰まらせて死にかけた、というのも、本当は「ストレスのせいでテンカンの発作が起きたため」だそうです。まあ、ずぐに切れそうな顔つきの男ではありますが、核のボタンを握る男がテンカン持ちだなんて、悪夢そのものです。
まあ、小生は「振れ過ぎた振り子はいずれ元に戻る」という「振り子理論」を依然として信用していますので、ハードライナーどもの未来は暗い、と思ってはいますが。