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(回答先: 反乱軍が停戦に調印 コートジボワール 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 10 月 18 日 20:58:29)
10/18 16:18 民族対立が決定的に コートジボワールの反乱 外信61
【ヨハネスブルク18日共同】コートジボワールで九月、軍を追
われた元軍人や退役を迫られたことを不満とする軍人らが蜂起して
から十九日で丸一カ月。「コートジボワール愛国運動」を名乗る反
乱軍と政府は十八日までに、ともに停戦に応じ、戦闘の泥沼化はひ
とまず回避された。
しかし、キリスト教徒中心の南部とイスラム教徒が多い北部の民
族対立は決定的となり、西アフリカ経済の中心を占める同国の混迷
は出口が見えてこない。
北部出身者が多く、士気が高いとされる反乱軍については、殺害
されたゲイ前大統領の支持派とする見解や隣国とのつながりを指摘
する声のほか、政権の内部抗争が背景にあるとする分析など見方が
分かれる。今も武器や資金の調達先を含め、不明な点が多い。
確かなのは、政治的にも経済的にも不利な立場にある北部の不満
を反乱軍が代弁する形となり、南部の市民は政府を支持する構図が
鮮明になったことだ。
反乱軍は最大都市アビジャンの掌握に失敗したものの、北部一帯
を支配下に置いた。反乱軍の黒幕として名前が挙げられた隣国ブル
キナファソからの移民労働者らは排斥の対象となった。
かつて西アフリカの中では抜群の安定感を誇ったコートジボワー
ルは一九九九年末のクーデターを境に地域の火種となった。仮に周
辺国の調停が実を結んで短期的には事態が沈静化しても、民族対立
や反移民感情は克服の見通しが立たない。
(了) 021018 1618
[2002-10-18-16:18]