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インドネシア国家警察の報道官は17日記者会見し、昨年6月に同国内で拘束されたクウェート人のオマル・アルファルク容疑者(31)が、アルカイダのメンバーであり、多くの破壊活動に関与したことを認めたと述べた。拘置されているアフガニスタンの米軍基地に派遣していた捜査員が帰国し、報告した。同容疑者は東南アジアのテロ組織「ジェマー・イスラミア(JI)」の指導者バアシル氏と協力していたとされ、同氏がテロ活動に関与した疑いは一層強まった。
インドネシア当局が、国内にアルカイダ組織が存在したことを公式に認めたのは初めて。
アルファルク容疑者はジャカルタ郊外でインドネシアの情報機関に拘束され、米国の管理下に移された。米治安当局に対し、今年9月11日前後に東南アジア各地で、米大使館の爆破など大掛かりな同時テロを計画していたことなどを供述したとされる。計画にはバアシル氏も協力し、同容疑者がJIの工作員を使うことになっていたという。
また00年のクリスマスに国内各地で起きた爆弾事件や99年にジャカルタ市内の大規模モスクで起きた爆破事件は、同容疑者とバアシル氏が首謀者だったと供述したとされる。
インドネシア警察の事情聴取に対し同容疑者は、これらの容疑のほとんどを認めたという。
報道官は、アルファルク容疑者が宗教紛争の続いているマルク諸島のアンボンやスラウェシ島のポソなどに出入りしていたと述べた。ポソにはアルカイダ関連の訓練施設があったとされ、別の容疑者が持っていたビデオに、外国人がインドネシア人民兵を訓練している様子も映っていた。 (20:00)