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(回答先: 爆薬は国内で入手か サウジ資金で購入の可能性 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 10 月 16 日 19:47:41)
米英豪の政権は、バリ島の無差別大量殺戮爆破事件に関してなんとも詳しい情報を持っているようである(笑)
バリ島の無差別大量殺戮爆破事件に関してこれだけ詳しい情報を持っているのなら、ワシントンD.C.近郊で起きている連続射殺事件の犯人もすぐに逮捕できるはずだと思うのだか...
> 海外から持ち込まれた軍用高性能爆薬C4ではなかったことで、
>国軍など、国内でRDXを入手できる組織の捜査が必要となった。
> 同日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、爆弾テロに関与した
>可能性が指摘されている東南アジアのイスラム地下組織「ジェマ・
>イスラミア」の指導者アブ・バカル・バシル氏が、サウジアラビア
>人の資金援助を受け、インドネシア国軍士官から違法に爆発物や武
>器を購入したと報じた。同紙によると、同国のテロ専門家は、バリ
>島での爆弾テロに資金の一部が使われた可能性を指摘した。
指導者がBBCのインタビューまで受けている「ジェマ・イスラミア」を“イスラム地下組織”と形容しているのも大笑いだが、サウジアラビア人の資金援助で爆発物を購入したという“推理”もなかなかのものである。
サウジアラビア人から「ジェマ・イスラミア」に渡ったカネが、そのままもしくは一部がインドネシア国軍士官に渡ったというのなら正当な謎解きと言える。
しかし、「ジェマ・イスラミア」は、インドネシア国内からも活動資金を得ているのだから、インドネシア国軍士官にカネが渡ったとしても、爆薬とサウジアラビア人と結びつけることはできない。
さらに、サウジアラビア人から「ジェマ・イスラミア」に渡ったカネが、そのままもしくは一部がインドネシア国軍士官に渡ったとしても、サウジアラビア人が、爆薬を購入するための資金として渡したのならいざ知らず、イスラム共同体=「ジェマ・イスラミア」の一般的な活動資金として渡したのであれば、今回の事件と結びつけることはできない。
「ジェマ・イスラミア」の指導者アブ・バカル・バシル氏は、BBCのインタビューで犯行への関与を否定するとともに、あのような凶行を非難している。
米英のフィルターでイスラムやイスラム復古派(“西側”はイスラム過激派と呼ぶ)を捉えている人であれば、「あいつらはとんでもない連中だから、やってても犯行を認めない」と考えるかもしれないが、そのような組織は、テロをできないどころか、組織維持さえできない。(そんな組織に主義主張や篤い信仰心を持った人は寄りつかない)
犯行も認めず、犯行目的も語らず、ただ無差別に大量の人命を奪う組織は、テロ組織ではなく、殺人嗜好集団か謀略組織である。
犯行目的は、たんなる大量殺戮を喜トンデモ愉快犯か、事件をきっかけとして起きるであろう“政治的変化”を期待したというものになる。
避けられそうにもない「イラク攻撃」を前に起きた「バリ島無差別大量殺戮爆破事件」とサウジアラビアを結びつける意図を考えると不気味さを感じる。
※ 参考書き込み
『犯行声明のない「無差別殺戮」はテロではなく単なる犯罪 − バリ島大量無差別殺戮爆破事件がイスラム過激派の犯行とは思えないわけ −』
( http://www.asyura.com/2002/bd20/msg/527.html )
『ジェマ・イスラミアのアブ・バカル・バシール師へのインタビュー放送 [BBCニュース]』
( http://www.asyura.com/2002/war17/msg/351.html )