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【カイロ15日共同】
国際テロ組織アル・カイーダの指導者ウサマ・ビンラーディンが、イエメン沖のフランス船籍の大型石油タンカー爆破や、クウェートでの米海兵隊員銃撃事件を「英雄的な聖戦行動」とたたえる声明が14日、複数のアラビア語のインターネットサイトに掲載された。
声明は12日付で、末尾にラディンの名前が添えられている。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラに14日、ファクスで送られて来た同じ声明の末尾には同氏の署名が手書きされていたという。本物とすれば、生死不明とされるラディンが現在も生存していることを誇示するために公表した可能性がある。
両事件については、アル・カイーダとの関連に注目が集まっているが、この日の声明はアル・カイーダの直接の関与には言及しなかった。
声明は前半部分で、米国のアフガニスタン攻撃開始1年を機に、米国の作戦を総括。米国がアル・カイーダとタリバンの指導者を拘束するという当初の目的を達成できておらず、作戦は失敗だったと批判した。
さらに「われわれには休息も引退もない」とし、米国を先頭にした「十字軍勢力」に対するテロ攻撃を今後も継続することを確認、イスラム諸国民に闘争への参加を訴えた。
タンカー爆破と米兵銃撃について「われらの勇敢な息子たちがキリスト教徒の石油タンカーとクウェートの占領・侵略部隊に対して敢行した英雄的な聖戦行動について、イスラム諸国民におめでとうと言いたい」としている。