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日本国内で拉致事件が多発した1970年代前後には、日本人以外にも北朝鮮へ連れ去られたり、入国後に投獄されたりするケースが相次いでいた。日朝首脳会談で北朝鮮側が、それまで認めようとしなかった拉致について公に謝罪したことで、国際的にもクローズアップされつつある。
日本国内で曽我ひとみさん(43)ら9人が拉致された1978年、中東のレバノンでは、ベイルートの秘書学校に在学していた4人の女性が拉致されていた。
ジャーナリスト高世仁(たかせひとし)さん(49)らによると、4人は工作員の男から、「日本の大手電機メーカーが秘書を募集している」と勧誘され、東欧経由で平壌に連れ去られたという。
しかし、家族らの訴えから問題化。北朝鮮側は翌年、わざわざこのうち2人をユーゴスラビアに出国させたうえで、無事を知らせる電話を家族にかけさせたが、2人はすきを見て滞在先のホテルから脱出した。レバノン政府は、その年のうちに、残る2人の返還も実現させた。
高世さんは「狙われた女性はそろって美人で語学ができた。北朝鮮入りした元米兵の結婚相手にして、子供を人質にとって、スパイを育てたかったのでは」と分析する。
アメリカでは、今月初めに訪朝したケリー国務次官補が、曽我さんの夫とされる元米兵のチャールズ・ジェンキンスさん(62)の早期帰国を要求。米朝交渉でも、拉致問題が議題に挙がった。
海外で行方不明になった米兵の救出活動を展開している米NGO(民間活動団体)「全米家族連合」のドロレス・アルフォンド議長は「拉致被害者の日本人が一時帰国すると知り、力づけられた」と話す。同連合によると、ジェンキンスさん以外にも、少なくとも3人の元米兵が北朝鮮にいることが判明している。1962年に米兵を拉致しようとして逮捕された北朝鮮工作員は、「スパイ活動に使うことが目的だった」と供述したという。
さらに、ベネズエラとフランスの共産主義者の男性は、明確な理由もなく北朝鮮で投獄されていた。
国際人権擁護団体「アムネスティ・インターナショナル」によると、ベネズエラの著名な詩人、アリ・ラメダさん(95年死去)は66年、平壌の政府系出版社に招かれ、金日成主席の作品などの翻訳や海外向け宣伝に携わった。ラメダさんは、同じく招待されていたフランス人の同僚との職場での雑談で、「北朝鮮の大げさな主張は、私たちの国ではあまりに露骨な宣伝と見られる」と疑問を口にした。2人は、その直後の67年9月、逮捕され、強制収容所で過酷な労働を強いられた。アムネスティの釈放要求キャンペーンで、ラメダさんは74年5月に釈放された。フランス人の同僚は、75年まで投獄されていたという。
アムネスティ日本の寺中誠事務局長は「北朝鮮については、これまで多くの人権侵害が報告されている。今後も、捕らわれている人を解放するよう求めたい」と話している。
(10月12日14:33)
http://www.yomiuri.co.jp/00/20021012i204.htm
」なぜか、ミニアメリカ国家の韓国が登場しませんが・・・