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リーカー米国務省副報道官は2日の記者会見で、米政府が国連安全保障理事会で採決を目指す新決議案について「イラク国内のすべての施設に対する即時、無条件、無制限の査察を徹底的に実施できる新決議が必要」と述べ、イラク側が拒否している「8カ所の大統領宮殿」も査察対象とする方針を繰り返し強調した。
副報道官は「8カ所の大統領宮殿」について「美しい邸宅の話をしているのではない。厳重に警備されている巨大施設のことだ」と述べ、イラクのフセイン政権が大量破壊兵器を隠している疑いがある施設であると指摘した。
副報道官は、8カ所のうち、首都バグダッドの北方約90キロにあるフセイン大統領の出身地ティクリットにある施設について説明。「1998年以降、拡張されている施設はホワイトハウスの10倍の広さ。立ち入り禁止だとすればフセインが何かを隠しているということだ」と語った。(共同)