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グアム島に初の攻撃型原潜を配備 イラク問題との関連否定
2002.10.02
Web posted at: 20:09 JST
- CNN/REUTERS
ワシントン――米海軍は1日、西太平洋の米領グアム島に攻撃型原子力潜水艦を初めて配備する計画を明らかにした。今年10月以内にロサンゼルス級原潜が到着するのを皮切りに、年内に計3隻が集結する見通し。アプラ港を母港にするもので、アジア太平洋地域での効率的な戦力展開などをにらんだ措置としている。
ロイター通信によると、海軍の報道担当者は原潜のグアム配備について、米国の対テロ戦争が始まる前から検討されていたと指摘。米政府が進めるイラク攻撃などとの関連性を間接的に否定した。
国防総省当局者はまた、米国がフィリピンにあったスビック海軍基地を数年前に失ったことを踏まえ、アジア太平洋で軍事的存在を改めて示すための方途を模索していたと説明。原潜3隻のグアム配備で、有事の際の迅速な軍事活動が可能になり、経費節減も出来ると述べた。
軍事力を増強させる中国を意識した配備の側面があることは疑いないともみられている。攻撃型原潜は索敵行動に従事するほか、敵の地上施設を破壊する長距離巡航ミサイルなどの武器を搭載している。
グアムは1975年に終結したベトナム戦争などで米軍の重要戦略拠点となっていたが、自治政府の要求や米軍の戦略見直しもあり、常駐の兵力が縮小されてきた。しかし、ブッシュ米政権になってからは、グアムの再活用を唱える声が強まり、米空軍もアンダーソン基地再利用を検討しているとされる。
米太平洋軍は今年8月、中国の軍事的脅威を念頭に、爆撃機、戦闘機などをグアムに派遣して空軍力を強化、域内の軍事情勢に目を光らせる考えを明らかにしていた。
★サイパンへの戦略爆撃機配備と合わせて考えれば、中国・北朝鮮への砲艦外交でしょう。特に台湾の通常動力潜水艦の調達がモタついていることを考えれば、台湾海峡のミリタリーバランスをとるための配備であるといえるでしょう。