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米大統領、対イラクで「私の手を縛るな」と議会に
2002.10.02
Web posted at: 11:06 JST
- CNN
ワシントン(CNN) ブッシュ米大統領は1日、連邦議会が検討する対イラク攻撃容認決議について、「私の手を縛るような決議はいらない」と述べた。上院外交委員会が、軍事行動の対象をイラクの大量破壊兵器にのみ限定する決議案を検討していることについて、記者団に聞かれて答えた。
大統領は議会の決議に「最大限の柔軟性」を求めており、「議会関係者と協議を続ける」としながら、大統領権限を制限する議会側の要請は受け入れないとする姿勢を示した。
大統領は、イラク攻撃実施を決めたわけではないとしながら、「イラクを武装解除し、世界に平和をもたらす」と米国の決意を世界に示す、強い決議が必要だと言明。米議会が1998年の湾岸戦争時に可決した、イラクの政権転覆を目的とした法案よりも「弱い」決議案は受け入れられないと話した。
「(フセイン大統領は)この4年間うそをつき、だまし、武力を増強してきた。4年間、世界をばかにしてきた。兵器を増やし続けてきた。議会がなぜ決議を弱めようとするのか、よく分からない」とブッシュ大統領は述べた。
上院の外交委員会ではバイデン委員長(民主党)とルーガー議員(共和党)が、より幅広く議会の支持を得られる譲歩的な決議案を調整している。両議員は、大統領による武力行使決定の条件として、(1)国連安全保障理事会がイラク攻撃を容認する、あるいは(2)国連の支持を取り付ける努力を重ねたが、協力を得られなかったと議会に説明する――ことなどを挙げているほか、武力行使の対象地域を中東地域全般でなくイラクに限定し、目標をイラクの大量破壊兵器の解体と開発能力の破壊にのみ限定する決議案を用意しているとされる。