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【香港支局30日】
香港の新聞「信報」は30日、中国の江沢民総書記がこのほど党政治局に対し、11月の党大会で全面引退する意向を申し出た、と伝えた。
党大会で党総書記と党中央軍事委主席を辞任し、来年春の全国人民代表大会(全人代=国会)で国家主席と国家中央軍事委主席も辞める意向という。香港で近く出版される中国指導者に関する書「第四代」の著者、宗海仁氏が明らかにした。
同氏によれば、党大会で胡錦濤氏が党中央軍事委主席に就任すれば、来春まで国家中央軍事委主席を担当する江氏と競合することになるので、混乱を避けるため来春まで江氏が党と国家の両中央軍事委主席を務める可能性もあるとしている。
また、現在7人で構成される党最高指導部・政治局常務委員会の候補者として、胡錦濤(国家副主席)、李瑞環(人民政治協商会議主席)、温家宝(副首相)、呉邦国(同)、羅幹(国務委員)、曽慶紅(党組織部長)、李長春(広東省党委書記)、習近平(福建省長)、李克強(河南省長)の9人が内定、これらの中から選出されると伝えた。
(9月30日19:46)