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【バーレーン=岐部秀光】
国営サウジアラビア通信は29日、同国政府が駐カタール大使の召還を決定したと報じた。理由は明らかにしていないが、カタールの衛星放送局アルジャズィーラの番組内容を巡る対立などが背景にあるとみられている。
アルジャズィーラは自由な報道姿勢で注目を集めているが、アラブ各地の反体制勢力の主張の報道などで各国政府とトラブルも多発している。「イスラエルとの将来的な国交正常化」に言及したアブドラ・サウジ皇太子の和平提案についても否定的なコメントを同局は報じた。
一方、サウジ紙はカタールのハマド外相がイスラエルのペレス外相と接触したことを批判していた。年末にカタールの首都ドーハで開催予定の湾岸協力会議(GCC)首脳会議をサウジがボイコットする可能性も出てきた。
米政府が検討している対イラク攻撃を巡っては、サウジが国内基地の提供拒否を表明した一方、カタールのアルウデイド基地が代替基地として有力視されている。こうした基地問題が今回の対立に影を落としているとの見方もある。 (09:52)