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釜山29日=読売取材団】4年に1度のアジアのスポーツの祭典、第14回釜山アジア競技大会は29日、韓国・釜山の釜山アジアード競技場で開会式が行われ、10月14日まで16日間にわたる熱戦の幕を開けた。
「希望と躍動 新しいアジア」をテーマに、韓国では1986年のソウル大会以来2度目の開催となる今大会には、北朝鮮が韓国で開かれる国際総合大会に初めて参加、318人の選手団を送り込んだ。戦乱からの復興を目指すアフガニスタン、5月に独立を果たしたばかりの東ティモールも参加し、史上最多の44の国と地域から、約9900人の選手、役員らが集まり、38競技が実施される。
午後6時から始まった開会式では、韓国語の表記順に日本選手団が28番目に入場。選手入場の最後に、韓国と北朝鮮の選手団が朝鮮半島を表した「統一旗」を先頭に、「コリア」として合同行進した。
韓国の金大中(キムデジュン)大統領の開会宣言の後、今月5日に南北朝鮮の双方で採火された聖火は、最終走者となったアトランタ五輪女子柔道金メダルのケー・スンヒ選手(北朝鮮)とロサンゼルス五輪男子柔道優勝の河亨柱(ハヒョンジュ)さん(韓国)の2人の手で点火された。
一方、この日の釜山市内は約7800人の警察官らによる厳重警備態勢が敷かれ、北朝鮮参加の複雑な一面をも浮き彫りにした。
(9月29日22:36)