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複数の外交筋によると、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日総書記が00年5月に総書記として初めて訪中した際、中朝国境に接した新義州(シニジュ)を経済特区の「特別行政区」にする構想を、朱鎔基首相に明かし、意見を求めていたことが分かった。
朱首相は「つくるなら(南北朝鮮を分断する)38度線上でやるのがいい」などと答え、韓国に近い開城(ケソン)付近での開放を先に進めるほうが経済効果が大きいと助言。新義州に隣接する東北地方は中国の中でも労働力が安く、市場も十分でないため、日本や韓国の投資を呼び込めるだけの競争力が保てないと強調したという。
金総書記はこの時、迷っている様子だったという。だがその後、検討を重ね、今回の特区設置に踏み切ったという。金総書記が中朝国境にそれほどこだわった理由が何かは不透明だ。同特区の初代行政長官に選ばれた楊斌(ヤン・ビン)氏は金総書記と個人的な関係があるとされており、外交筋は「楊氏の意向が何らかの影響を与えたのではないか」との見方も示している。 (10:21)