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【モスクワ=石川陽平】米政府特使のグロスマン国務次官(政治担当)は28日、モスクワでイワノフ・ロシア外相と会談し、イラク問題に関する新たな国連安全保障理事会決議への支持を要請した。会談後、イワノフ外相は国連によるイラクの大量破壊兵器査察の早期再開を求める従来の立場を確認し、米ロ間の溝が埋まらなかったことを示唆した。
グロスマン次官は28日、英外務省代表とともにロシア外務省を訪問。米国がイラクへの武力行使も視野に入れて作成した決議案を巡ってイワノフ外相と会談した。引き続きロシア外務省高官との三者協議も開き、決議案を説明した。
イワノフ外相は会談後、「できるだけ早く国連査察団がイラクに戻ることが重要。大量破壊兵器があるかどうか査察団が答えを出すべきだ」と指摘した。一方、グロスマン次官は三者協議後「イラクが国連と国連安保理に挑戦的な態度を示しているとの点で一致した」と述べ、米国の立場に一定の理解を得られたとの見方を示した。 (07:00)