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2002.09.28
Web posted at: 06:03 JST
- CNN
ワシントン(CNN) 昨年9月の同時多発テロのハイジャック犯が、テロを実行する前に、ハイジャックする予定の便と同じ便に実際に搭乗してみるなどの「予行演習」をしていたことがわかった。26日開かれた米上下院合同の公聴会で、連邦捜査局(FBI)のモラー長官が明らかにした。
長官は「ハイジャック犯同士の打ち合わせや通信は、我々が気づかないうちに行われ、予行演習の搭乗も行われた。しかし、空港の保安検査では何も問題は見つからなかった」と述べた。
長官は「結局、テロリストたちは我々の社会の弱点を見事に突き、9月11日当日には、ハイジャック犯以外はだれも、彼らの計画を知ることはなかった」と付け加えた。
長官によると、ナワフ・アルハズミ容疑者(アメリカン航空77便で国防総省に激突)と、犯行グループのリーダー格モハメド・アタ容疑者(同航空11便で世界貿易センタービル北棟に激突)が毎月、直接会って打ち合わせをしていた。
また長官によると、ハイジャック犯は米国社会によくなじんでおり、軽微な交通違反を除けば犯罪にも関与していなかった。アルハズミ容疑者はテロ前の昨年5月、バージニア州で路上強盗を警察に通報したほどだった。
長官は「19人のテロリストは、何か特別な技術を身に付けたスーパーマンなどではなく、普通のカッターナイフを持って武装しただけだった。しかし、当局の目を盗んで計画を立てたり、国外から資金援助を受けたり、社会システムの弱点をうまく突いたりする知識でも武装していた」と話した。
これらの情報は、6月に行われた非公開の公聴会には報告されたが、一般に開示されたのは今回が初めて。