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「イラクとアルカイダつなぐ証拠ある」 米政府高官
2002.09.26
Web posted at: 12:04 JST
- CNN/REUTERS
ワシントン――ラムズフェルド米国防長官は25日、訪問先のワルシャワで記者団に対し、イラク政府とテロ組織「アルカイダ」を結びつける証拠があると述べた。詳細は明らかにしなかったが、米政府高官が、イラクとアルカイダが関係していると言明するのは初めて。また、ライス大統領補佐官(安全保障担当)も同日、米PBSテレビで、「イラクはアルカイダに、化学兵器開発を指導していた」と言明した。イラク攻撃の是非をめぐる議論が国連や米議会で本格化するなか、米政府は、イラク攻撃の必要性をこれまで以上に強調していると見られる。
ワルシャワでの北大西洋条約機構(NATO)非公式国防相会議に出席していたラムズフェルド長官は、国防相会議の会場で、米同時多発テロを計画・実行したとされるテロ組織「アルカイダ」と、イラク政府を関係付ける証拠は存在するかと記者団に質問され、「中央情報局(CIA)の副長官から報告を受けている。証拠はある、とだけ答えておく。それ以上のことを言うつもりはない」と述べた。
国防長官が、新しく入手した情報に言及したのかは不明。米情報当局はこれまで、アルカイダとイラク政府のつながりについて、懐疑的な見方を示していた。
ライス補佐官は同日、PBSテレビ「ニュースアワー」に出演し、アフガニスタンなどで拘束したタリバンやアルカイダの幹部数人から、「イラクはアルカイダに化学兵器開発の技術指導をしていると、証言を得ている。イラクとアルカイダの関係はかなり前から続いている」と述べた。補佐官はさらに、「数人のアルカイダ関係者がバグダッドに逃れ、イラク政府にかくまわれているとの情報もある。昨年9月11日の事件をサダム・フセイン(大統領)が直接指揮した、などと現段階で主張するつもりはないが、事態の全貌は今まさに明かされている最中。次々と新事実を発見しているところだ」と述べた。
情報当局に近い政府筋は同日、CNNに対して、イラクとアルカイダを結ぶ証拠の存在について「完全には否定できない」と述べ、「イラク北部にはアルカイダが潜伏している」と指摘した。フセイン政権に対抗するクルド勢力が支配する地域にアルカイダがいることは、これまでにも指摘されている。政府筋は、フセイン政権の勢力範囲にもアルカイダがいるのかどうかは、言明を避けた。
★ふーん。イラクとアルカイーダを繋ぐパイプよりも、サウジとアルカイーダを繋ぐパイプの方が太いんですが?なにか?