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09/25 17:26 印副首相、パキスタン非難 暴動警戒で部隊3千人派 外信62
【ニューデリー25日共同】インド西部グジャラート州ガンディ
ナガルでヒンズー教のスワミナライン寺院が襲撃された事件で、現
地を視察したアドバニ副首相は二十五日、同州が狙われたことにつ
いてパキスタンの関与を強く示唆し、非難した。
インド軍は、襲撃事件を契機に暴動が発生するのを抑止するため
、グジャラート州西部に陸軍部隊三千人を派遣。政府は、モルディ
ブ訪問中のバジパイ首相の帰国を待って、今後の対応を協議する。
副首相は「敵は国連で(二月にイスラム教徒多数が殺害された)
グジャラートのことに言及していた」と言明、ムシャラフ・パキス
タン大統領の演説を引き合いに出し、強い調子でパキスタンを非難
した。
一方で、名指しを避け、間接的な批判にとどめたことなどから、
ジャム・カシミール州議会選挙の成功を目指すインド政府が、パキ
スタンとの決定的な対立は当面回避したいとの意向もうかがえる。
治安当局の調べによると、当初三人とされた犯人は二人で、いず
れも二十代前半の男。遺体からパキスタンで広く使用されているウ
ルドゥー語で「タヘリク・エ・カサク」というイスラム過激派の一
派とみられる組織名が記載された文書が見つかった。
副首相は事件について「ジャム・カシミール州議会選挙に合わせ
たテロが不調だったので、多くの人が集まる神聖な場所を狙ったの
だろう」と述べ、選挙に反対するイスラム過激派の妨害テロとの関
連を指摘した。
(了) 020925 1725
[2002-09-25-17:26]