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【ワルシャワ23日=鶴原徹也】米国のラムズフェルド国防長官は23日、北大西洋条約機構(NATO)国防相会議出席のため訪問中のワルシャワで記者会見し、シュトルック独国防相との個別会談を拒否する考えを明らかにした。同盟国の中で明確に対イラク戦に異議を唱える独シュレーダー政権に対する、米政権の反感の表れと受けとめられている。
シュトルック国防相は22日、ラムズフェルド長官との会談を希望すると表明していた。同長官は、シュレーダー社民党政権が勝利した独総選挙について、「選挙戦のあり方は有益でなかった。ホワイトハウスが表明しているように米独関係を害した」と批判、選挙戦で対イラク攻撃反対を前面に掲げたシュレーダー首相への不快感を改めて示した。
ラムズフェルド長官は23日、オランダ、イタリアの国防相と会談、24日にはロバートソンNATO事務総長やトルコ国防相との個別会談も予定している。
(9月24日12:16)