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【コペンハーゲン23日=河野修三、黒井崇雄】アジア、欧州の25か国と欧州委員会が参加するアジア欧州会議(ASEM)の第4回首脳会議が23日午前(日本時間23日夕)、コペンハーゲン市内の国際会議場で開幕した。
政治討議の結果、小泉首相の訪朝を歓迎し、北朝鮮に国際社会への関与を促す「朝鮮半島の平和」と、テロに対抗するための国際社会の包括的な取り組みを求める「国際テロリズムに関する協力」のための2本のコペンハーゲン宣言を採択した。
朝鮮半島に関する宣言は、「建設的な対話を通じて、北朝鮮を国際社会に関与させることの重要性」を強調。そのうえで、17日の日朝首脳会談について、「両者間の諸問題及び国際的な安全保障上の懸案を解決するための首脳レベルの対話」として高く評価した。
また、米国と北朝鮮に対話の再開を促すとともに、2000年6月の平壌での会談に続く第2回南北首脳会談の早期開催を求めた。
国際テロに関する宣言は、テロを「国際平和に対する最も重大な脅威の一つ」と位置付けた。さらに、〈1〉重要な国際的事件について迅速に協議するASEMの非公式機関の設置〈2〉税関の連絡ネットワークの強化、金融犯罪や資金洗浄に関する協力の促進――などの行動計画も採択した。
また、政治討議では、イラク問題について、国連を中心とした国際社会の協調による取り組みで解決するべきだとの認識で一致した。小泉首相は「イラクが査察を無条件で受け入れ、すべての関連する国連安保理決議を履行することが重要で、そのための外交努力を続ける」と表明した。
経済討議は23日午後(同23日深夜)に始まり、小泉首相は日本経済の潜在力の高さを説明し、金融機関の不良債権処理や構造改革を加速する方針を表明する。
(9月23日23:56)