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米紙ニューヨーク・タイムズは23日、米国防総省が陸海空軍と海兵隊の米軍全組織を挙げ、ペルシャ湾岸周辺地域への展開を加速、対イラク攻撃準備を整えつつあると報じた。
フランクス米中央軍司令官は21日、イラクへの軍事作戦を開始する準備は整っていると述べており、同紙の報道はこの発言を裏付けたものだ。
同紙によると、クウェートなど周辺各国には、2万2000人以上の兵力が既に展開。さらに洋上には陸軍部隊ら9000人以上が待機しているほか、ヨルダンでの訓練を終えた海兵隊員約2200人が順次クウェートに入り、急襲訓練を開始することになる。
米軍特殊部隊はその要員の一部を米中央情報局(CIA)に提供、イラク国内の反体制派と連携して生物・化学兵器の偵察活動に入る。同紙はクルド人が支配するイラク北部で、既に複数の米情報機関要員による活動が始まったと報じた。
海軍では空母エイブラハム・リンカーンが湾岸地域に到着し、さらに米西海岸の空母3隻が出動準備中。
空軍は200機以上の攻撃機や支援戦闘機がイラク周辺に展開済み。さらに、インド洋のディエゴガルシア基地をB2ステルス爆撃機の出撃基地として使用できるよう英国政府に要請した。
また対イラク攻撃の前線本部としては、中東で最長の滑走路を有するカタールの首都ドーハ近郊の空軍基地が有力視されている。(共同)