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【ベルリン20日=宮明敬】ドイツのドイブラーグメリン法相が、ブッシュ米大統領の政治手法をヒトラーになぞらえて批判したため、米政府がドイツに対して不快感を表明。シュレーダー独首相はブッシュ大統領に親書で遺憾の意を伝えたが、イラク攻撃の是非をめぐって対立する米独関係がさらにこじれている。
同法相は18日、22日の総選挙に向けた討論集会で、米政権が対イラク攻撃の準備をしているのは「経済など内政の困難に起因する」とし、不満を外にそらせる手法は「ヒトラーも採用した」と語った。
これに対し、フライシャー米大統領報道官は19日と20日、「わけの分からぬ、侮辱的な発言だ」などと発言、パウエル国務長官も電話で独外相に抗議した。シュレーダー首相は20日、ブッシュ大統領に親書で遺憾の意を表明したが、法相は報道内容を否定していると指摘し、「私の内閣に米大統領を犯罪者になぞらえるような人物はいない」と強調した。
また、保守系首相候補のシュトイバー・バイエルン州首相は19日夜のテレビ討論番組で、米軍がイラクへ単独攻撃をした場合、ドイツ空域や国内基地は使わせないとの姿勢を示した。これに対し、英米メディアが「シュトイバー氏も大衆迎合に転換」と報じ、同氏側近が「誤解に基づく発言だった」と訂正した。
シュレーダー首相は、イラク攻撃には「兵も金も出さない」と宣言、ヘルムズ米上院議員がこれに「シュレーダーが再選されれば、米軍をドイツから撤収させる」と応じるなど、すでに米政界を十分刺激していた。
(9月21日13:01)
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あの大統領のブッシュ氏をヒトラーになぞらえるよりも、まだミイラ取りがミイラになろうとしている位のほうが、よかったかもしれませんね、ドイブ法相、シュレーダーさん。
しかしこういう発言が続けばボクシングのボディーブローのようにきいてくるはずですが・・・・。