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【ワシントン佐藤千矢子】
米政府高官は20日、ブッシュ米政権の政策文書「米国の国家安全保障戦略」が想定する先制攻撃の対象国としてイラクなどを指摘したが、長期的には米国が最も警戒するのは中国であることも、同文書では鮮明になっている。台頭する中国の脅威に対抗するため、アジアの安全保障で日本に中心的な役割を担わせたいとの戦略も描かれている。
文書は中国について「指導部は次代の基礎的な国家像をまだ選択していない」と将来に不確定要素が多いとの認識を表明。「米国は変化する中国と建設的な関係を求める」としながらも、「中国は、近隣諸国を脅かす軍事力近代化の追求という時代遅れの道を歩んでいる」と、強い警戒心を示した。
日本に対しては「米国との共通の利害、価値、緊密な防衛・外交協力に基づき、地域と地球規模の問題に指導的な役割を果たしてほしい」と、期待感を表明。またアジア地域の米軍兵力については「同盟国への関与や戦略的環境を反映して維持する」としている。