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【エルサレム21日=当間敏雄】ヨルダン川西岸パレスチナ自治区ラマッラの自治政府議長府包囲を続けるイスラエル軍部隊は20日夜、戦車で議長執務棟の建物に砲撃を加え、ブルドーザーなども投入して建物の一部を破壊した。
被弾したのはアラファト議長がいた場所の上の階だったが、議長にけがなどはなかった。
議長府からは同日夜、新たに26人のパレスチナ人が投降し、これまでの投降者は40人以上にのぼった。しかし、イスラエル側が指名手配しているテロ重要容疑者は含まれておらず、軍は、指名手配者約20人の投降を引き続き要求している。
軍は同日、議長府に残る主要な建物5棟のうち、すでに3棟を強力な爆弾などで破壊しており、議長府の建物群は議長の執務棟を残してほとんどが瓦礫(がれき)の山。自治政府当局者によると、議長執務棟そのものが崩壊する懸念が出ているという。
イスラエルのベンエリエザー国防相は、議長自身に危害を加えたり、強制的に追放することはないと強調しているが、大規模な作戦の継続で、議長に危険が及ぶ可能性も出てきた。
(9月21日10:51)
http://www.yomiuri.co.jp/top/20020921it02.htm