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09/20 10:51 米朝協議再開は未定 発射凍結延長では不十分 米副 外信41
【ワシントン19日共同=渡辺陽介】ラフルアー米国務副次官補
(東アジア・太平洋担当)は十九日、共同通信などと会見し、十七
日の日朝首脳会談での朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の対応に
ついて、ミサイル問題で「広い懸念を持っている」と述べ、金正日
総書記が小泉純一郎首相に表明した、ミサイル発射凍結の延長だけ
では不十分とみていることを示した。
その上で副次官補は、ケリー国務次官補の訪朝による米朝対話の
再開時期について「(米政府として)何ら決定はない」と明言。日
朝首脳会談について、米高官が詳細な見解を述べたのは今回が初め
て。会談結果について「影響を注意深く検討している。(米朝協議
再開には)それを考慮に入れる」と話し、慎重に見極める姿勢を示
した。
さらに副次官補は、北朝鮮によるミサイルの発射実験だけでなく
、配備や輸出が「われわれにとって極めて重要な懸念」と強調。「
米朝対話で関係改善や協力を考慮するために取り組まれなければな
らない」と指摘。核施設の査察受け入れなど核問題についても「具
体的な対応」を要求した。
副次官補は小泉首相の訪朝については「(拉致問題という)日本
にとって特別に重要な問題だけでなく、われわれすべてが懸念する
(ミサイルなどの)問題を取り上げたことを感謝し評価している」
と述べた。
また、米政府による北朝鮮のテロ支援国家指定解除について「拉
致の責任を認めたことは一つの(評価できる)点だが、まだやるこ
とはたくさんある」として、時期尚早との考えを明らかにした。
一方、北朝鮮との協議についてイラク問題と「時間的」にはかか
わりがないと指摘。イラク問題での日本政府による外交的支援に感
謝を表明した。
(了) 020920 1050
[2002-09-20-10:51]
09/20 11:00 米政府内の対立反映か 対話再開への慎重姿勢 外信43
【ワシントン19日共同】ラフルアー米国務副次官補は十九日の
会見で、米国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の対話再開につ
いて慎重に見極める姿勢を示すとともに、北朝鮮のミサイル・核開
発について強い懸念を表明した。
日朝首脳会談の前には、日朝関係が進展すれば米朝協議の再開に
も大きな弾みがつくとの見方があったが、米政府は極めて慎重な姿
勢を崩さず、早期協議再開は予断を許さない情勢だ。
米シンクタンク、戦略国際問題研究所のカート・キャンベル氏(
元国防副次官補)は、北朝鮮をめぐる米政府内の意見対立を指摘。
協議再開に慎重なグループと前向きなグループの間の「食い違いは
あまりに大きい」と述べ、米政府の慎重姿勢の背景になっているこ
とを示唆する。
米政府内には、日本人拉致事件をめぐる日本国内の世論動向につ
いても見極めたいとする考えがあり、これも米政府の慎重な姿勢に
つながっているようだ。
キャンベル氏は「(協議再開を)あまり楽観視していない」とし
ており、米朝協議の行方は不透明感を増している。
(了) 020920 1100
[2002-09-20-11:00]
09/20 11:15 米国務副次官補の発言要旨 外信17
【ワシントン19日共同】ラフルアー米国務副次官補の発言要旨
は次の通り。
一、小泉純一郎首相が日朝首脳会談で、日本にとり特別に重要な
(拉致)問題だけでなく、われわれすべてが懸念する問題を取り上
げたことに感謝。
一、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のミサイルの脅威、輸出
は極めて重大で、広範な懸念がある。
一、北朝鮮は核問題で以前から合意しており、それを実行に移す
具体的な対応を取ることが不可欠。
一、ケリー国務次官補の訪朝は決定していない。日朝首脳会談の
影響を注意深く検討し、米朝対話の再開(時期)はその結果を考慮
。
一、イラク問題と北朝鮮への対処は、時間的に特別な関係はない
。
一、北朝鮮が実際に国際社会で責任あるメンバーになる用意があ
るのか、さまざまな分野での前進を見極めることが必要。
(了) 020920 1114
[2002-09-20-11:15]