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無条件査察受け入れ イラク書簡全文 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 9 月 17 日 18:26:53:

(回答先: イラク、無条件で査察受け入れ表明【日本経済新聞】 投稿者 一安心? 日時 2002 年 9 月 17 日 08:45:47)

09/17 10:23 イラク書簡全文  外信33
共同
 イラクのサブリ外相がアナン国連事務総長にあてた十六日付の書
簡の全文は以下の通り。                   
 イラク問題に関する(国連)安全保障理事会の諸決議履行につい
て、あなたとイラク共和国政府の間で行われた一連の協議に言及す
ることを光栄に思う。協議は二○○二年三月七日と五月二日にニュ
ーヨークで、七月四日にウィーンで行われたほか、ニューヨークの
あなたの事務所で九月十四、十五日にアラブ連盟事務局長も同席し
て行われた。                        
 わたしは、国連の兵器査察官のイラク復帰を無条件で認めるとい
うイラク政府の決定をお伝えする。              
 イラク政府はこの決定で、あなたやアラブ連盟事務局長、アラブ
やイスラム諸国、友好国の要請に応える。           
 イラク政府が国連査察官の復帰を決定したのは、複数の安保理決
議を完全履行し、イラクが今も大量破壊兵器を所持しているとの疑
いを取り除きたいという希望に基づいている。決定は、あなたの十
二日の一般演説に基づき、(1)イラクがもはや大量破壊兵器を所
持しないことの保証(2)対イラク制裁の解除を含む包括的な解決
(3)一九九一年の安保理決議六八七(恒久停戦)を含むこれまで
の妥当な安保理決議の履行―に向けた不可欠な最初の一歩である。
最終的にイラク政府は即時の査察再開に必要な手続きを協議する用
意がある。                         
 この文脈においてイラク政府は、イラクの主権や領土保全、政治
的独立性を尊重することを安全保障理事会の全メンバーや国連全加
盟国が誓約した重要性を重ねて表明する。これらは関連する安保理
決議や国連憲章第二条に明記されている。           
 この書簡を安保理メンバーに伝達してもらえば、幸いである。 
 事務総長殿、私の熟慮の上の確約を受け入れていただきたい。 
 (共同)                         
(了)  020917 1023              
[2002-09-17-10:23]

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