現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
【ロンドン15日沢田敬介】
米中枢同時テロの首謀者の一人とされるテロ組織アルカイダ幹部、ラムジ・ビナルシブ容疑者の逮捕は、テレビインタビューで採録した声紋を基に米情報当局が電話交信を追跡、居所を突き止めていたことが明らかになった。十五日付の英紙サンデー・タイムズが報じた。
それによると、米国家安全保障局(NSA)はこの数カ月間、パキスタンから発信される衛星電話を終日傍受していた。カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」は最近、ビナルシブ容疑者らとのインタビューのビデオを放送したが、NSAはビデオに登場した同容疑者の声紋と一致する交信を追跡して、カラチ市内の隠れ家を割り出したという。
パキスタン治安当局は米中央情報局(CIA)と米連邦捜査局(FBI)の支援を得て十一日、銃撃戦の末、ビナルシブ容疑者を含む十人の身柄を拘束した。
ビナルシブ容疑者らは会見の中で「同時テロの当初の計画では、原発が標的だった」などと内幕を明かし、アルジャジーラが九日から抜粋部分の放送を始めていた。