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(回答先: 指導者はまだアフガンに 新疆独立派メンバーが証言 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 9 月 15 日 21:28:42)
この手の、「同組織のメンバーが証言した」と言うテレビ番組などが、どれ程信頼できるかは、疑問だろうね。それは、言うまでも無い事だ。しかし、ウィグル人組織の「テロ組織」指定は、中国政府にとり、大きな前進となるみたいだね。これで、中国国内の「反北京」分子を、かなり殲滅できると考えているらしいしね。しかし、これは、漢民族中心主義をあおり、中国の多民族国家としての成り立ちさえも、破綻に追いやる恐れがある筈だがね。
中国政府は、反北京分子の殲滅の為には、アメリカ政府とも、また空洞化した国連とも「協力」を惜しまないと言う事だね。中国政府は、この組織がビンラディン氏と直接関係があるとの、「調査結果を発表」しているらしい。しかし、ビンラディン氏が、アメリカ・サウジ・パキスタン情報機関連合と深い関係にある事は、理解してい無いのかね。つまり、パキスタンと友好関係にある中国政府自体が、ビンラディン氏との関係を疑われかねないと言う事だがね。
しかし、危険な911陰謀を弄する「超大国権力」と結託する事は、中国政府にとっても、危険な賭けである筈だね。それは、平気で中国船を撃沈する、日本政府のような「大国」と結託するのと同じでね。もっとも、中国政府は、自国EEZ排他的経済水域で起きた「撃沈」事件であっても、既に経済的損失の賠償金を日本政府から貰ったので、日本政府が、怪しげな「北スパイ船」を引き上げても、特段の文句も言わないみたいだがね。
今の世界は、金儲けさえ保障されれば、永遠に繁栄が保障されると、言える程簡単な問題では無いね。となると、この手の危ない橋を渡るような「戦略」を取れば、中国の首を絞める事にもなる。しかし、中国政府は、その危険な賭けをしているみたいだね。
上海経済官僚中心の中国江沢民政権にとり、金儲けこそ、中国政治の中心なのだろうね。しかし、「マルサス主義」にならった人口抑制政策の為、中国の経済成長にも影がさそうとしていると言うがね。中国の経済政策は、丸で安全で無いと言う事でね。そこへさらに、中国政府が間違ったウィグル人弾圧政策を進めているのでは、台湾やチベットを含む、中国の「統一」問題にも、暗い影を投げかける問題でね。中国の未来も、日本と同じく、疑問だらけみたいだね。