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【ロンドン15日=土生修一】
15日付の英日曜紙「サンデー・テレグラフ」は、イラクが国際テロ組織アル・カーイダのテロリスト訓練に関与していた証拠を英政府が24日に公表すると報じた。同紙は、英政府が、バクダッド西方のアルカイムにあるウラン関連施設での秘密作業の詳細や、タジなどイラク国内にある3か所の生物・化学兵器工場の衛星写真なども公表するとしている。
この報道によると、イラク国内でクルド人対象にテロ活動を行っていた元イラク軍情報将校を含む2人が、米同時テロの直前まで、アフガニスタン国内でテロリストの養成に従事しており、この活動の詳細を英政府が明らかにするという。この将校は今年5月にモロッコで逮捕され、現在は米国で身柄拘束されているという。他の1人は逃亡中。
英政府は、イラクの国際社会に対する脅威を明確にするため、臨時国会の召集日である今月24日に、具体的な証拠を公表するとしている。
(9月15日20:30)