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『われわれの動機の利己性、日本との通商関係が利益であると考え、これを求めたことを承認するのにやぶさかでない。それは知力ある国家すべてが、他国と友好関係をうちたてようとする動機であると信じている。ナショナル・インタレストを無視して、一つの国家が他の国家と純真で私心のない友好関係を持つというようなことをいって、世界を欺瞞しようとする人たちの単純さに対しては、われわれは、ただ微笑しうるだけなのである』
[アメリカ合衆国東インド艦隊司令長官マシュー・カルブレイス・ペリー提督]
日本は戦後アメリカの支配下に長くいる。これは、一般市民が認識するより、深度も期間もずっと深い。何故か?
一つは、アメリカが戦後、戦犯やそれに類する人間たちを、アメリカ(というより、アメリカの財閥)の利益を考え、日本の指導者層に配してきたからです(そもそも自民党を作った児玉がそうでした)。彼らはアメリカに戦時のおりの弱みを握られ(たとえば満州での莫大な阿片での利益--日本の財閥--)、アメリカに抗することができないからです。
こういう人間たちが、ずっと日本のゆくえを担ってきたのです。それ故、日本という国はほんとの外交というものを知らずに今日まで来ているということです。
上のペリーの言は、冷淡ともとられるでしょうが、「外交」の場では仕方のないルールのようなものだとも言えると思われます。
だからといって、無謀が通るものでもありません。最近はアメリカの文字通りの無謀さが罷り通っている節がありますが、基本的には「外交」では、アメリカは敗訴します。
日本にとって大事なことは、弱みは自らの手で摘み、アメリカに文句を言わせないこと、いつまでも売国奴に国をまかせないこと、冷徹に人類の未来を見据えること、だと思います。