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【ワシントン11日沢木範久】
米メディアの報道によると、米中央軍(中東など担当、フランクス司令官)は近く、フロリダ州タンパにある司令部の一部をペルシャ湾岸カタールのウデイド空軍基地に移転する。直接には十月に行われる演習のためだが、長期的措置でイラク攻撃時の前線本部として使われる可能性もあるという。
報道によると、移転先にはタンパから高級将校数人が派遣され、司令部の機動力を高める演習を行う。既に電子機器の搬入が進んでいるとの情報もある。
ウデイド基地は中東で最長の滑走路(約四千四百メートル)を備え、米軍はここ数カ月、隣国サウジアラビアのプリンス・スルタン空軍基地に匹敵するレベルにまで施設の充実を図っている。サウジアラビアが基地提供に消極的なため、米軍がイラクを攻撃する際は、ウデイド基地が重要な拠点になると考えられている。
フランクス司令官は昨年十月のアフガニスタン空爆開始以来、湾岸地域をたびたび訪れている。AP通信によると、国防総省高官は将来、同司令官自身がウデイド基地に移動する可能性も否定していないという。