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09/10 16:54 「テロの枢軸」結成も 復活へアフガン元首相 外信48
【カブール10日共同】復活を狙うアフガニスタンのヘクマティ
アル元首相が、反米で利害が一致するタリバンやアルカイダに急接
近している。元首相の音頭で「テロの枢軸」(外交筋)が結成され
れば、爆弾テロや要人襲撃の一層の多発は避けられず、アフガン治
安当局や米軍、国際治安支援部隊は警戒を強めている。
ことし二月、亡命先のイランを追われた元首相は現在、カブール
南郊に潜伏中。しかし一九九○年代前半まで元首相の後ろ盾となっ
ていたパキスタンは米国とカルザイ移行政権を支持、資金や武器の
供給ルートは寸断状態にある。孤立した元首相が生き残る道は、タ
リバンらと手を結ぶ以外ないのが実情だ。
元首相は今月四日、声明で移行政権打倒と外国軍追放の「聖戦」
を呼び掛け、枢軸づくりを宣言。カブールの爆弾テロと南部カンダ
ハルでのカルザイ大統領暗殺未遂事件は翌五日に発生した。
パキスタン軍筋によると、同じパシュトゥン人勢力の元首相派と
タリバンは、アフガン南部や東部のパキスタンとの国境地帯で接触
、情報を交換するなど連携を深めている。
タリバンの台頭を許したアフガン内戦泥沼化の「元凶」(アフガ
ン当局者)とされる元首相は昨年末、ボンで行われた暫定政権協議
から外され、政治生命は終わったとみられていた。
しかし、外交筋は「元首相はまだ五十代前半。持ち前の組織力で
、北部同盟主体の移行政権に不満を持つパシュトゥン人勢力の結集
を図っている」とみる。
(了) 020910 1653
[2002-09-10-16:54]