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素顔は「寅さん」「釣りバカ」大好きのフツーのおっさん?! 17日、小泉純一郎首相が首脳会談を行う北朝鮮の金正日総書記(60)。世界で最もナゾめいた指導者も近年は、露出度が増え、秘密のベールが剥(は)がされつつある。「喜び組」に象徴される無類の女と酒、すき焼き好きに加え、おしゃれでIT、芸術、バスケのMジョーダン好きの一方、数々の国際テロの首謀者という残忍さ…。漏れ伝わる人物像はやはり、複雑怪奇である。
「最近は、寝る前に必ず映画を見ているらしい。その中に日本の映画もあるようだ」。金総書記の近況を、こう話すのは「コリア・レポート」の辺真一編集長である。
所蔵フィルムは2万本以上といわれ、映画好きは有名である。
時に自らメガホンも握り、「政治家でなければ映画監督になっていた」というほど。過去に韓国の映画監督・申相玉氏の拉致まで命じている。
お気に入りは、007やホラーもの、父親の故・金日成主席譲りの「フーテンの寅」シリーズ。今春訪朝した歌手のキム・ヨンジャさんとの晩餐(ばんさん)では、『釣りバカ日誌』が話題にのぼった。
日本については強硬発言の一方、サッポロビールやすき焼きを好み、軍歌「同期の桜」を歌い、芸能界の最新事情にも詳しい日本通だという。
愛用の下着はなぜか、「福助」との情報も。息子には雑誌『小学○年生』を読ませたらしい。
マジシャンの引田天功氏へのご執心は有名。演出のアドバイスを受け、彼女が「内容があまりに専門的で舌を巻いた」というエピソードも残るほどのマニアックぶりである。
最近ではパソコンに凝り、一昨年に訪朝したオルブライト米国務長官(当時)にはメールアドレスを尋ねたという。
情報収集に余念がなく、執務室にある数台のテレビではNHKから米CNNまで見るようだ。
芸術と呼応するのが無類の「女好き」。好みのタイプは丸顔に大きな瞳。国中の美少女を選抜した「喜び組」は有名。
外国製化粧品や衣食住が保証される彼女たちは、身の回りの世話と宴会では淫(みだ)らな踊りをするとも。水泳の際は、美人女医と看護婦が一緒に入るとの情報もある。
女といえば酒。過去にはフランスの高級ブランデー、レミーマルタンを年間約1000本を消費した酒豪だったが、最近はフランス産赤ワインを少々たしなむ程度という。
「国民が食糧不足にあえぎ、亡命が相次ぐなか、貢ぎ物が大好き。世界中の大使館員から赴任国の高級品や名産を届けさせ、贅(ぜい)の限りを尽くしている」(公安当局者)
美食と酒に加え、夜中に執務する「超夜型人間」がたたり、糖尿病から肝臓がんや心臓病まで何度となく、重病説が出た原因のようである。
「韓国の金大中大統領と握手し、両手を掲げた写真を見ると手のひらが真っ赤。肝臓が悪い可能性がある」と辺さん。
最近は健康には気を使い、タバコも3年ほど前から断ったとされる。
二男の正哲氏の影響で、米プロバスケットボールにハマる。マイケル・ジョーダンのファンといわれるが、家族に関しては依然、ナゾが多い。
同居した女性は4人が定説。24歳で大学の同級生と結婚、長女をもうけたが離婚した。
27歳のとき、人妻で5歳年上の女優を奪い、長男の正男氏が誕生している。だが病弱なこの女優は精神を病んだ。
正男氏といえば、彼に間違いない男が昨年5月、偽名で日本に入国した。弱腰の日本政府がわざと身元を特定せず、北京に強制送還している。
次に専属タイピストの女性と結婚、二女が誕生。今も正妻のようだ。
現在同居中なのが、大阪生まれの在日朝鮮人で元ダンサーの高英姫さん。正哲氏の母親で、三女がいるとの説もある。
「家は平壌市内に3つほど持っている。移動はすべて専用の地下鉄で行っている」(佐藤勝巳・現代コリア研究所長)
「愛情深い父親で子煩悩」。10年前に亡命した金総書記の養女の李南玉さんは、雑誌のインタビューでこう評した。
「ウンチみたいな体形」と自らを形容したこともある金総書記は、実は結構なおしゃれだ。
若いころはスーツも着た。おなじみの軍服ようのジャンパーも色やポケットの位置、素材の違うものをいくつも持つ。
メガネも金縁からハーフカラーレンズなどあれこれ代える。足元はシークレットブーツ。毛髪はカツラ説が根強い。
さて、問題は性格だ。「冷酷無比で凶暴」「カリスマ性なし」…。大韓航空機爆破や韓国閣僚が爆死した通称ラングーン事件など、多くの国際テロの首謀者とされる。
昨今は「冗談好き」「人の話を聞く」「頭の回転が速い」「謙虚」と正反対の評価が多い。
結論は−。「普通のおっさん」とは辺氏。「女好きといっても、普通の男なら結婚はともかく、女性の3人や4人経験があるでしょう。韓国などから否定的な話が流れすぎ。物事がよくわかった人ではあるようだ」
佐藤氏は「すごく情緒不安定。頭はいいが、賢くはない。日本の外務省あたりにもそういう人、たくさんいるよ」。
最後に、小泉首相との勝負はどうなるか。
「互いに物事をハッキリ言うタイプだから、いい勝負では」(辺氏)
「スタンドプレーヤーで、カッコいいことが好き。弾の下をくぐったことがないお坊ちゃんなのは2人とも似ており、いい勝負だ」(佐藤氏)
故金丸信氏が土産に持っていった山梨ワインは「口にあわなかった」といわれるが、さて小泉サン、“攻略”の第一歩の貢ぎ物はどうする?