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【ベルリン藤生竹志】ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク州のトーマス・ショイブレ内相は6日、米同時テロから1年の今月11日に同州内の米軍施設を狙ったテロを企てたとして、独生まれのトルコ人の男性(25)と婚約者の米国人の女性(23)の2人を逮捕したと発表した。11日に米施設を狙ったとみられる本格的なテロ計画が摘発されたのは初めて。
同内相によると、逮捕された男性は同州ハイデルベルク近郊に住み化学会社に勤務。女性はハイデルベルクの米軍施設内にあるスーパーに勤務していた。同州治安当局は6日、男性のアパートから爆弾の製造に使われる化学物質130キロや電気部品などを押収した。ハイデルベルクには、欧州駐留の米陸軍司令部をはじめ多くの米軍事施設があり、2人はこれらの施設と同市中心部を標的にしたテロを計画していたとみられている。
9日発売のシュピーゲル誌によると、米国人の女性は逮捕前、親しい女友達に「数日中に何か起こるから米軍施設には近寄らない方がいい」と話していたという。女性は国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン氏を崇拝する発言をしていたといい、ショイブレ内相は「男性はイスラム原理主義者で、米国人とユダヤ人を憎んでいるようだ」と指摘、ビンラディン氏の熱烈な信奉者だとの見方を示した。
独国内ではテロ1周年を控え、首都ベルリンなどでも検問の強化や違法駐車車両の撤去など警戒が厳重さを増している。(毎日新聞)
[9月7日20時44分更新]