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【パリ福島良典】
米同時多発テロ1周年を前にフランス政府は国防能力を高めるため2隻目の大型空母を建造する方針を決めた。アリヨマリ国防相は11日の閣議で装備増強を目標とする5カ年軍事計画を提示するが空母建造は同計画の柱の一つになる見通しだ。
仏海軍は現在、原子力空母「シャルル・ドゴール」を保有しているが、1年の3分の1はドック入りが必要。2隻態勢が確立されれば空母機動部隊による通年の作戦行動が可能になる。
シラク仏大統領は空母建造を今春の大統領選の公約に掲げ、7月1日、対テロ軍事作戦から戻ったシャルル・ドゴールを視察した際「フランスができるだけ早期に海軍航空部隊を常時展開できるよう2隻目の空母の建造を急ぎたい」との意向を表明していた。
仏報道機関によると、新造空母の推進力をシャルル・ドゴール同様に原子力にするか、ディーゼルにするかは決まっていない。また英国との協力による共同建造の可能性も検討されている。
シャルル・ドゴールは船体修理のため昨秋以降の対アフガニスタン軍事作戦への参加が遅れた。