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7日付英インディペンデント紙は、米国で同時多発テロ事件が起きる1カ月以上前の昨年7月下旬、アフガニスタン・タリバーン政権のムタワキル外相(当時)が米国と国連に対し、オサマ・ビンラディン氏による米本土攻撃計画を警告していた、と報じた。
ムタワキル氏は7月、北部同盟との内戦でタリバーン軍を支援していたウズベキスタンのイスラム過激派指導者から、ビンラディン氏の構想を知らされた。アフガンにおけるアルカイダの活動を憂慮していたムタワキル氏は、パキスタンのペシャワルに側近を派遣。当時、米領事だったデビッド・カッツ氏に、大規模テロの可能性を伝えさせた。
側近はその後、カブールで国連関係者を訪ね、同様の警告をした。しかし、カッツ氏、国連関係者双方とも、上部機関に情報を伝達しなかった。
事情を知る外交筋は同紙の取材に対し、側近が外相の特使である事実を明らかにしなかったうえ、「警告疲れ」のせいで、真剣に受け止めなかったことを認めたという。
ムタワキル氏は今年2月に投降。現在、アフガン南部のカンダハルで、米軍に拘束されているとみられる。
(20:42)