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【ワシントン4日=林路郎】
4日付の米紙ロサンゼルス・タイムズは、米政府当局者の話として、イラクに対して国連が大量破壊兵器関連施設への査察を行う際に、米軍などの部隊数千人が査察団に同行、イラク側が査察を妨害した場合には武力を行使しつつ査察を強制する「武装査察」の選択肢を検討中だと伝えた。
イラク政府は先に、国連査察受け入れの用意があることを新たに表明したが、米国内では「フセイン大統領が査察を妨害するのは確実」との見方が強い。武装査察案は、これまでイラク側の協力に依存していた査察に強制力を持たせ、大量破壊兵器関連施設への立ち入りを保証する狙いで、7日に訪米するブレア英首相は、ブッシュ大統領との会談でこの方法について話し合う見通しという。
また、米国内には、武力行使を唱えるタカ派と、国連査察など外交手段を優先すべきだとするハト派が混在しているが、武装査察の場合、武力行使の可能性も含む国連外交の一環という性格付けが可能になり、同紙は、「この方法なら両派の要求を満たす政治的利点もある」との政府当局者の話を伝えている。
(9月5日10:53)