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サウジアラビアのヤマニ元石油鉱物資源相は、米国がイラクに対する全面攻撃に踏み切れば、フセイン大統領はサウジアラビアやクウェートを攻撃する可能性があり、その際には原油価格がバレル当たり100ドルに急上昇することもあり得る、との見解を示した。
ヤマニ氏はロイター通信のインタビューに応じ、個人的な見解と断ったうえで、イラクを攻撃することは危険だと指摘し、フセイン大統領が生物・化学兵器を保持しているというシナリオがある、とした。
そのうえで、最悪の事態となれば、フセイン大統領にとって、クウェートやサウジアラビアに対する生物・化学兵器の使用を思いとどまる要素はなくなり、「多くの死者が出て原油生産は当分、停止されることになる」と述べた。
米国の攻撃に対しフセイン大統領が反撃にでた場合、「最悪の場合、原油価格はバレル当たり3けたにまで上昇する可能性があると考えている」と述べた。