現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
◇首相:拉致棚上げの国交正常化あり得ない――記者団と懇談
NAA 7604 : 2002/09/02 月曜日 21:01
【ヨハネスブルク=安藤毅】小泉純一郎首相は2日、環境開発サミッ
ト出席のため訪問しているヨハネスブルクのホテルで同行記者団と懇談
した。
17日に予定する朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日総書記と
の会談については「正常化交渉を再開できれば成果だ」としながらも「
拉致問題を棚上げしての国交正常化はあり得ない」との方針を強調。北
朝鮮が求める植民地支配の補償に関しては「お互い話し合いだ」と述べ
、経済援助などで対応する考えを示唆した。
景気対策を求める与党内から秋の臨時国会で2002年度補正予算を組む
べきだとの声が出ている点には「今のところ考えていない」と否定した
。
米国のイラク攻撃時の対応については「今の時点では米国から何の要
請もない」と言明。そのうえで「イラク問題については訪米の際、ブッ
シュ大統領との会談のテーマだ。その時に話せばいい」と語り、12日に
ニューヨークで開催する方向で調整中の日米首脳会談の主要テーマにな
るとの考えを示した。
同時に「訪朝は韓国、米国と緊密な連携をしなければいけない」と強
調。日米首脳会談では北朝鮮訪問に関して米側の考え方を十分に聞きた
いとの意向も示した。
内閣改造・自民党役員人事については、民主党代表選のある23日から
党役員任期が切れる30日までの間に「するか、しないか、その時点で判
断する」と表明。同時に「小泉内閣の改革に協力してくれるか、またど
んな体制をとるべきかで判断すればいい」と語った。臨時国会の召集時
期や会期に関しては、改造の検討と並行して進める意向を示した。