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イラクのアジズ副首相は1日、環境開発サミット出席のため滞在中の南アフリカ・ヨハネスブルクで米CNNテレビのインタビューに応じ、米ブッシュ政権が指摘する大量破壊兵器の貯蔵やテロ組織アルカイダとの関係について全面的に否定。「イラクを攻撃するための口実にすぎず、根拠はまったくない」と述べた。
副首相は88年まで行われた国連の査察で国内の大量破壊兵器は既にすべて廃棄されたとしたうえで、核兵器開発疑惑についても否定、「これは世界中が知っていることだ」と語った。査察再開は制裁解除を前提としたものでなければ受け入れられないという同国のこれまでの主張を繰り返した。
アルカイダについては、メンバーが潜伏しているとされるイラク北部はクルド人グループが実効支配し、フセイン政権が掌握していない地域であることを重ねて説明、イラクとは一切関係がないことを強調した。
(10:01)